ラ・ロシュフコー (La Rochefoucauld、オック語リムーザン方言:La Ròcha Focaud)は、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、シャラント県の旧コミューン。コミューンと同名の美しいルネサンス様式の城があるために、『アングーモワの真珠』(perle de l'Angoumois)と呼ばれている。
地理
県都アングレームの北東約21kmのところにあり、シャラント川の支流タルドワール川の谷の中に位置している。ブラコンヌの森の東側となる。アングレーム=リモージュ間の道路である国道141号線が通っている。
TERポワトゥー=シャラントのアングレーム=リムーザン路線が停車する、ラ・ロシュフコー駅がある。
地形的には、町はアキテーヌ盆地に属し、シャラントの石灰岩に一部が入る。コミューンはカルスト地形上にある。
歴史
フランス革命時代、貴族を連想させる名を避けるためにラ・ロシュ・タルドワール(La Roche Tardoire)と改名させられていた。
2019年1月1日、他コミューンと合併し、コミューン・ヌーヴェルのラ・ロシュフコー=アン=アングーモワとなった。
言語
ラ・ロシュフコーはオック語圏に含まれている。コミューンの西側に広がるブラコンヌの森は、オイル語圏のサントンジュ語との境界である。
人口統計
参照元:1999年までEHESS、2004年以降INSEE
経済
織物とフェルトを生産していたシャニョー社の工場が、タルドワール河岸のラ・シャバンヌ地区にある。1837年にサン・フロランで創業したこの会社は、2004年に操業を停止した。
史跡
- ラ・ロシュフコー城 - 17世紀完成。現在もラ・ロシュフコー家の所有である。
- ノートルダム・ド・ラソンプション・エ・サン・シバール参事会教会 - 13世紀。百年戦争やユグノー戦争で襲撃されたため、17世紀に再建事業が行われている。
- カルメル派修道院 - ラ・ロシュフコーにカルメル会が定住したのは1329年である。修道院は15世紀から16世紀にかけて拡張された。1563年から1564年にユグノー軍に占領され、破壊された。17世紀初頭まで廃墟のまま打ち捨てられていた。19世紀から20世紀にかけては、コレージュの校舎として利用されていた。
出身者
- マリー=クレール・レストゥー - 元柔道選手
- ニコル・ブリック - 政治家
- セバスチャン・シャルパンティエ - モーターサイクルロードレーサー
姉妹都市
- ビルケナウ (オーデンヴァルト)、ドイツ
脚注




