ネメシア属 (Nemesia) はゴマノハグサ科の植物。南部アフリカの固有属で、南アフリカ共和国を中心とする熱帯アフリカに分布。約60種程度が確認されており、多年草、一年草、亜灌木が含まれる。
また、自然種のほかにも、交配など品種改良された園芸品種も多く、栽培が盛んである。
喜望峰に近接するケープ地域では冬に雨季が訪れ、一年草ネメシアが生息する。また、ナタルからドラケンスベルグに至る地域の雨季は夏で、ネメシア属の多くは多年草である。
主な種
- N. strumosa
- 開花期は5-7月、南アフリカ原産の一年草。単に「ネメシア」という場合、本種が多い。
- N. caerulea (通称「宿根ネメシア」は、本種ネメシア・カエルレアの園芸種をさすことも多いが、N. denticulata をさすこともある。)
- 開花期は5-6月、南アフリカ原産の多年草。
- N. cheiranthus E. Mey. ex Benth.
- ネメシア・ケイランツス。南アフリカ原産の一年草。
- N. violiflora
- ナミビアの固有種。岩場に生える。IUCNレッドリストに軽度懸念(Least Concern =LC )として載っている。
参考項目
- ネメシアの園芸種一覧
参考文献
外部リンク
- Dave's Garden 園芸全般のサイト。管理のしかたほか情報が掲載してあり、園芸家向け。2012-05-09閲覧。




