マレール・デイ(Marele Day)はオーストラリアの推理作家、ハードボイルド作家、編集者。女性。シドニー生まれ。
シドニー大学卒業。果樹園の果物収穫係や大学講師などさまざまな職を経たのち、フリーランスの編集者を務めながら小説家デビュー。1988年発表のデビュー作"The Life and Crimes of Harry Lavender"は、シドニーで事務所を構える女性私立探偵クラウディア・バレンタインを主人公にしたハードボイルド作品で、シリーズ化され第4作まで発表されている。そのうち、3作目の『破滅への舞踏』(1992)は、アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)主催のシェイマス賞最優秀ペーパーバック賞を受賞した。
1997年には、"How to write crime"でオーストラリア推理作家協会主催のネッド・ケリー賞最優秀ノンフィクション賞を受賞。2008年にはオーストラリア推理作家協会から功労賞が授与された。
日本語訳作品
- 神の子羊 (訳:田中よう子、2002年8月、DHC、ISBN 9784887242869)(Lambs of God) - ※著者名の表記は「マーレル・デイ」
- 破滅への舞踏 (訳:沢万里子、2002年12月、文藝春秋 文春文庫、ISBN 9784167661236)(The Last Tango of Dolores Delgado (1992))
- アメリカ私立探偵作家クラブ主催 シェイマス賞最優秀ペーパーバック賞受賞
主な作品
英語で執筆
- クラウディア・バレンタイン(Claudia Valentine)シリーズ
- The Life and Crimes of Harry Lavender (1988)
- The Case of the Chinese Boxes (1990)
- The Last Tango of Dolores Delgado (1992) (破滅への舞踏)
- The Disappearances of Madalena Grimaldi (1994)
- その他の小説
- Lambs of God (神の子羊)
参考文献
- マレール・デイ『破滅への舞踏』(2002年12月、文藝春秋 文春文庫) 訳者あとがき(沢万里子)
外部リンク
- オーストラリア発のミステリ小説三作が一斉刊行! オーストラリア・ミステリ・コレクション




