エリンコート (Erin Court) とは日本の競走馬である。主な勝ち鞍は2011年の優駿牝馬。
馬名は「アイルランドの宮廷」を意味する。
経歴
2歳
2010年7月25日の函館の芝1200mの新馬戦でデビューしたが3着に敗れる。続く未勝利戦も3着となる。その後、札幌の芝1500mの未勝利戦に父・デュランダルの主戦騎手を務めた池添謙一を鞍上に出走して初勝利を挙げた。続いて出走した京都の白菊賞は4着だった。
3歳
1月16日の京都競馬3歳500万下条件競走で6着の後、中1週で同条件競走に出走したが4着、休養した後に3月27日の同条件競走で1着。桜花賞を除外されたため、同日の忘れな草賞に出走し3勝目を挙げた。その後は優駿牝馬に出走し7番人気であったが、雨が振る中直線で力強く抜け出し勝利。3連勝で初GI制覇を飾った。鞍上の後藤浩輝はクラシック44回目の挑戦で初勝利、調教師の笹田和秀とデュランダル産駒はGI初勝利となった。秋緒戦はローズステークスでは前でレースを進めたが10着に敗れ、秋華賞も10着と惨敗した。続くエリザベス女王杯も12着に敗れる。
4歳
緒戦の京都牝馬ステークスに出走、11着であった。休養した後に6月17日のマーメイドステークスは後方で待機したが直線で伸びを欠き7着に終わった。続くクイーンステークスもアイムユアーズの7着に敗れる。
5歳
明け5歳の緒戦で2013年3月10日の中山牝馬ステークスに出走し、16着と敗れた。これを受けて陣営が繁殖入りを決断し、3月14日付で競走馬登録を抹消して現役を引退、北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬となることが決定した。
競走成績
繁殖成績
- 2024年10月2日現在
血統表
- 母のエリンバードは吉田照哉の所有馬で、イタリアG2のイタリア1000ギニーに優勝し、ブリーダーズカップ・ディスタフに武豊鞍上で4着に入っている。また、フランスGIIオペラ賞では武豊鞍上で1位入線も5着降着となった。日本では1995年(平成7年)に京王杯スプリングカップ(13着)と安田記念(9着)に出走している。
- 祖母の半妹の孫にBCターフ、Kジョージ6世&QES、英セントレジャーを勝ったコンデュイットがいる。
- 近親に東京優駿優勝馬のフサイチコンコルドと皐月賞優勝馬のアンライバルドとヴィクトリーがいる。詳細はバレークイーン#その他の近親を参照。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post



