ダンカーク(英:Dunkirk)は、アメリカ合衆国生産の競走馬、種牡馬。

現役時代

2000年のケンタッキーオークス、マザーグースステークスを勝ったシークレットステータス(Secret Status)を母に持つ良血馬で、1歳時に上場された2007年のキーンランドセプテンバーセールでは、370万ドル(約3億8千万円)で落札された。

3歳1月にデビューし、初戦から2連勝で挑んだ2009年のフロリダダービーではクオリティロードの2着となる。続くケンタッキーダービーでは2番人気に推されたが、不良馬場の影響でマインザットバードの11着と惨敗した。しかし、ベルモントステークスでは果敢に逃げてサマーバードの2着に入った。通算成績は5戦2勝。

競走成績

以下の内容は、EQUIBASEの情報に基づく。

種牡馬時代

2010年からアッシュフォードスタッドで種牡馬入り。2013年に初年度産駒がデビューすると、その中からシャンペンステークス(GI)を制し、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルでも2着に入ったハヴァナ(Havana)などの活躍馬が出て、同年の2歳新種牡馬チャンピオンに輝いている。

2014年10月に日本のイーストスタッドへ導入され、地元・浦河の生産者を中心に、リース形式の大型シンジケートが組まれた。2015年から供用が開始され、初年度の種付け料は受胎条件150万円に設定され、150頭の繁殖牝馬を集めた。

2018年に日本供用後の初年度産駒がデビュー。同年7月29日札幌2Rの2歳未勝利(芝1200m)をキタイが制し、内国産世代の中央初勝利となった。同年、地方競馬のファーストシーズンチャンピオンサイアーとなっている。

2024年に種牡馬を引退し、同年7月から北海道沙流郡日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームへ移動し、功労馬として余生を過ごす事となった。

主な産駒・海外

  • Havana(シャンペンステークス)
  • El Rey Brillante (チリ・タンテオデポトリジョス)
  • Leitone(チリ・ドスミルギニーズ)

主な産駒・日本輸入後

グレード制重賞優勝馬

  • 2019年産
    • アイスジャイアント(JBC2歳優駿)

地方重賞優勝馬

  • 2016年産
    • サウスグラスアップ(笠松・新緑賞)
  • 2017年産
    • エアーポケット(笠松・西日本ダービー)
  • 2019年産
    • アサクサロック(フルールカップ)
  • 2020年産
    • スギノプリンセス(ブロッサムカップ)
    • サルトアンヘル(星雲賞)

血統表


脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post

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